大きくする 標準 小さくする

ブログ 2009/11/9

iPhoneメトロノームMetronome for Professional[iPhoneアプリゲームのおすすめ検索サイトならApp4U]

投稿日時:2009/11/09(月) 00:00

iPhone/iPod touch対応メトロノームアプリ「Metronome for Professional」

2009/11/09

内山秀樹

  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  •  
  • Yahoo!ブックマークに登録
  •  
  • この記事をクリップ!
  •  
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  •  
  •  
  • この記事をブログに転載する

KatokichiSoftは、iPhone/iPod touch上で、多彩なメトロノーム機能を実現するプロ向けメトロノームアプリ「Metronome for Professional」を発売した。価格は230円。

Metronome for Professionalは、iPhone/iPod touch向けに開発された多機能なメトロノームアプリケーション。(2+3)/5、6/8といった変拍子を含む様々なテンポを正確(±1msの誤差)に再現できる。メイン画面の「Metronome」では、錘をスライドさせることで、テンポをペンデュラムステップで変更でき、画面上部をダブルタップすればさらに細かいテンポの指定も行える。また、自分で設定したリズムの詳細を管理/編集/削除など可能な秀逸のブックマーク機能、街中を流れる曲や自分のプレイリストに入っている曲のテンポをタップによって測定できるタップテンポ機能なども備えられている。なお、プレイリストの曲を調べる場合は、アプリ起動前にあらかじめiPod(Music)で音楽を再生させておく必要があるとのこと。

iPhone/iPod touchで、楽器の練習などに欠かせない詳細なメトロノームを再現した「Metronome for Professional」が登場。なお、スピーカーを本体に内蔵していない初代iPod touchでは、ヘッドホンやスピーカーを接続して利用する

CSK西日本、iPhoneを利用したeラーニングシステム「BeeDance」[iPhoneアプリゲームのおすすめ検索サイトならApp4U]

投稿日時:2009/11/09(月) 00:00

CSK西日本、iPhoneを利用したeラーニングシステム「BeeDance」


「BeeDance」イメージキャラクター

 株式会社CSKシステムズ西日本は6日、教員用PCから学生用iPhoneに随時出題でき、学生からの回答を教員用PCに即座にグラフ表示できる、ラーニングシステム「BeeDance(ビーダンス)」の販売を開始した。価格は「BeeDance」サーバーソフトウェアの年間ライセンスが1クラスあたり30万円。

 「BeeDance」では、教員はPCの簡単な操作で、学生用端末のiPhoneまたはiPod touchに問題を出題することができ、学生からの回答結果は教員用PCに即座にグラフ表示できる。

 「BeeDance」のサーバーソフトウェアは1クラス単位での年間ライセンスが30万円。学生のiPhoneやiPod touch用のアプリケーションは「App Store」から無料でダウンロードできる。「BeeDance」導入には、教員端末用PCとサーバー用PC、無線LAN、学生用のiPhoneまたはiPod touch端末が必要となる。

 CSKシステムズ西日本では、大学の授業が一方的な情報発信になりがちで、教員からは学生が積極的に参加でき、学生の理解度を把握できる仕組みが欲しいという要望があったことから「BeeDance」の開発に取り組んだ。「BeeDance」導入により、「授業中に小テストやアンケートをひんぱんに行うことで、学生の理解度を把握し素早いフィードバックを与えることができ、学習効果の向上が見込める」としている。

 「BeeDance」は大阪大学などでトライアル導入を行っており、好評を得ているという。CSKシステムズ西日本では、今後ソフトバンクBB、ソフトバンクモバイルと共同で全国の高等教育機関に向けて「BeeDance」導入を提案、今後3年間で新規100件の導入を目指す。

「BeeDance」導入イメージ

Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代(3P)[iPhoneアプリゲームのおすすめ検索サイトならApp4U]

投稿日時:2009/11/09(月) 00:00

「ビジネスパーソンのための「Twitter」論」

2009年11月9日(月)

Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代

ITジャーナリスト・林 信行氏

3/3ページ

印刷ページ

 つまりTwitterの凄さの本質は、最新情報20件の基本の時間軸(タイムライン)を、自分向けに自由に調合した親密軸の情報で満たせるということだ。情報の単位を140文字分という細かい時間単位で区切ったことで、より時間軸的にも親密軸的にもレリバンシーの高い情報で視界を満たすことができるのだ。

 

iPhoneと共に現れた3つめの軸

 

 Twitterで情報のレリバンシーを高める3つめの要素は、筆者が「空間軸」と呼んでいる軸だ。そしてこれこそが、「iPhone×Twitter」を最強のコンビにしているポイントである。

 実はiPhoneでは、Twitter用クライアント(Twitterを閲覧したり、投稿したりできるアプリケーション)が数多くある。その多くが、位置情報を活用している。iPhoneに内蔵したGPS(全地球測位システム)を活用して位置情報を取得し、例えば半径2キロメートル以内の最新のつぶやきを総覧できる。近くにいる人のつぶやきを見て、最寄り駅で「車両点検で電車が遅れ、ホームがあふれている」といった情報が分かったり、近くの店で「特別セールを実施中」であることが分かったりする。

 さらに、位置情報と連携したTwitterは、コミュニケーションだけでなく、人々の行動パターンも変え始めた。例えば筆者の友人は、Twitterで、近所の飲食店オーナーと知り合いになった。会社にいても、自宅にいても、半径2キロメートル内のつぶやきにそのオーナーのつぶやきが表示されたので気になり、会話を始めて仲良くなった。

 そして、筆者の誕生日パーティがTwitter経由で招集され、その飲食店で行われた。六本木にある「豚組 しゃぶ庵」というその店は、都内のTwitterユーザーが集う有名店の1つとなり、店の新メニューなどの情報もTwitterでつぶやき始めている。

 このほかiPhoneとTwitterの組み合わせは、Twitterのリアルタイム性を強化した。パソコンを使うのと違って、iPhoneなら通勤中でも就寝前のベッドの中からでも、Twitterでつぶやける。iPhoneの登場で、人々がTwitterに接する時間帯が大きく広がったのだ。

 iPhoneとの組み合わせで、Twitterに写真や動画、音といったテキスト以外の情報も増えた。多くのiPhone用Twitterクライアントは、簡単に写真を投稿できるようにしている。iPhoneのカメラを使って近くの風景や目の前の友人や食べ物を撮影し、その写真を自動的に写真共有サーバーに登録し、そのアドレスをTwitterのつぶやきに埋め込める。最近のパソコン用Twitterクライアントの多くは、つぶやきに埋め込まれたこれらの写真を自動的に表示するようになっており、Twitterが文字だけではないツールへと進化したように見えるのだ。

 同様にiPhoneには、音を録音してつぶやきに埋め込めるクライアントや、動画を撮影してTwitterのつぶやきに埋め込めるクライアントもある。外出先からでもつぶやけるiPhoneのおかげで、Twitterのタイムラインでは、きれいな景色や、気持ちが安らぐ虫の声、そして楽しんでいる人々の動画まで楽しめるようになった。

「ビジネスパースンのための『Twitter』論」が書籍になりました

Twitter[ツイッター]の衝撃』好評発売中!

Twitter[ツイッター]の衝撃』(1470円、11月5日発行、日経BP)

 7~8月にかけて日経ビジネスオンラインに連載した「ビジネスパースンのための『Twitter』論」のインタビューを基に加筆、さらに「Twitterの今後」などをテーマとする書き下ろしも含めて構成した1冊です。

 「140文字のつぶやき」が実現する新たな世界を、コミュニケーションやビジネスといった視点から、各界第一線で活躍する著者陣が明らかにします。既にTwitterの魅力に取り付かれている方も、まだ面白さが分からないという方も、これから使ってみようと思っている方も、Twitterがもたらす「衝撃」を感じてください。


Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代(2P)[iPhoneアプリゲームのおすすめ検索サイトならApp4U]

投稿日時:2009/11/09(月) 00:00

「ビジネスパーソンのための「Twitter」論」

2009年11月9日(月)

Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代

ITジャーナリスト・林 信行氏

2/3ページ

印刷ページ

 Web2.0以前は、人々はインターネット上の情報に飢えていた。しかし、Web2.0時代になると、情報があふれ始めた。ブログやSNSが登場し、個人が気軽かつ簡単に他愛のない情報でも発信できるようになった。米グーグルを使って世界の隅々から、自分が欲しい情報を瞬時に引き出して見られるようになった。それ以外にも、日々、電子メールやニュースサイト、インスタントメッセンジャーなどから膨大な情報が降ってくる。

 欲しい情報だけが増えたわけではない。増えた情報の大半は、迷惑メールや見たくもない広告、重複情報といったユーザーが関心を持たない情報、欲していない情報だ。これらの情報によって、ユーザーが本来望んでいる情報がどんどん埋もれていくことになる。

 我々はまさに、情報という泥沼に溺れようとし始めている。実はそんな中で重要なのは、「レリバンシー(relevancy=関連性)」の高い情報、つまり、自分に関連のある情報、自分にとって重要な情報を、うまく見極めることだ。

 実はTwitterの強みは、そこにある。

 

重要情報を絞り込む「時間軸」

 

 人と情報とのレリバンシーの計り方には、いくつかの基準軸があるが、筆者はそのうち「時間軸」「親密軸」「空間軸」の3つに注目している。

 これまでのWeb2.0系サービスは、「時間軸」と「親密軸」で関連性を見ることができた。1つ目の「時間軸」とは、時間に沿って情報を並べられる、それも最新情報から選べるということだ。「昨日起きた事件」と「今まさに起きている事件」を比べると、多くの人は後者に関心を持つはずだ。既に終わってしまったスポーツの試合と、今まさに熱戦が繰り広げられている試合でも同じだろう。

 ブログの成功には、いくつかの要因があるが、その1つは情報の並び順だ。それまでの多くのメディアは、「読者は時系列に沿って情報を読みたがる」と想定し、記事を時間の流れに沿って、古いほうを先に並べていた。しかし、ブログでは情報を記事単位に区切り、最新情報を一番上に並べた。これによって読者は、古い方から時間軸に沿って並べられた巨大で連続的な情報ではなく、最新の記事だけを拾い読みすることができるようになった。SNSもこの「新しい情報が上」の構造をそのまま真似た。

 そしてTwitterも同様に、「新しい情報が上」という構造を取り入れている。TwitterがブログやこれまでのSNSと違うのは、情報を140文字単位に区切ったことだ。短く区切ると、さらに情報の鮮度が上がる。

 情報の塊が大きくなればなるほど、塊の中に含まれる時間の幅も広くなる。例えば、掲載されたばかりのブログ記事でも、30分かけて書かれた記事なら、時間軸は30分巻き戻されることになる。これに対してTwitterの140文字のコミュニケーションでは、数秒から数分前の情報が活発にやり取りされる。

 これは人々の間に会話的やり取りを発生させるテンポ感だ。

 

親密性の高さが重要に

 

 次に、筆者が「親密軸」と呼んでいる軸がある。見ず知らずの人に起きた出来事と、知り合いに起きた出来事では、関心の持ち方が大きく変わってくる。「誰に起こったことなのか」「その人は自分にとって親密なのか」という軸をうまく取り入れたのがSNSだ。SNSでは、友達登録した人の情報を優先的に表示する。

 Twitterもこれは同じだ。全く知らない人が発する情報を見る「パブリック・タイムライン」という機能もあるが、基本は「フォロー」した人の情報を自分の「タイムライン」に表示する。TwitterとほかのSNSが大きく違うのは、友達の登録の仕方である。SNSで友達を作るというのは面倒な作業だ。相手を見つけ出し、知り合いだと確認したうえで、友達登録の承認申請を送る。これを相手が承認してくれて、ようやく友達登録が完了する。

 一方、Twitterでは、まるで食べ物に入れる薬味を選ぶように、自分の好みで一方的に友達を登録(フォロー)できる。しばらく、Twitterを使ってみて、自分のタイムラインがモノ足りないと感じたら何人か追加でフォローできるし、情報が多すぎると思えばフォローを外せばよい。ちょうどいい味わいになるように薬味の量を調整するようなものである。

Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代[iPhoneアプリゲームのおすすめ検索サイトならApp4U]

投稿日時:2009/11/09(月) 00:00

「ビジネスパーソンのための「Twitter」論」

2009年11月9日(月)

Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代

ITジャーナリスト・林 信行氏

1/3ページ

印刷ページ

 以前に本連載で登場したDGインキュベーションの枝洋樹氏が、インタビュー時に持っていたのが、米アップルのiPhone(アイフォーン)だった。

 コミュニケーションは、もはやパソコンを使った電子メールではなく、スマートフォンによる新ウェブサービス「Twitter(ツイッター)」なのか。IT(情報通信)事情に詳しい、ITジャーナリストの林信行氏が最新動向を解説する。

 iPhone(アイフォーン)とTwitter(ツイッター)は、どちらも世界中の人々の行動や仕事の仕方など、ライフスタイルを大きく変えた革命的な存在だ。面白いことに、この2つは、ほぼ同時に産声を上げている。

 iPhoneは2007年1月、米アップルのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)が「電話を再発明する」と言って発表した。2007年6月末に米国で発売された時には、1週間前から購入者の行列ができた。日本では発売予定がまだなかったにもかかわらず、日本のテレビ局も米国発売のニュースを大々的に報じていた。それから約1年後の2008年夏、iPhoneが日本でも発売された。

 

iPhoneとTwitterの相乗効果

 

 日本の携帯電話市場は、それまでに海外メーカー製の携帯電話がヒットした試しがなかった。日本の携帯電話業界では「日本では海外製携帯電話は売れない」という常識ができつつあった。何しろ世界最大の携帯電話メーカーであるフィンランドのノキアでさえ撤退してしまったくらいだ。

 しかし、iPhoneは、この常識を見事に打ち破りヒットした。アップルやソフトバンクモバイルは販売台数を公表していないが、発売開始から1年間にほぼ毎月売り上げランキングの上位を保ち、その間に推定で100万台強を売った模様だ。

 一方、ソーシャルウェブサービスのTwitterは、実はiPhoneよりも1年早く、2006年にひっそりと誕生している。最初は身内しか使っていなかったサービスだが、2007年の「SXSW」(South by Southwest)というイベントで正式にお披露目されると、会期中に利用率が3倍に跳ね上がった。イベントに参加していた感性が鋭く影響力の強いユーザーたちが、すぐにTwitterの虜となったのだ。

 やがて、Twitterは日本でも広まった。日本は、海外のソーシャル系サービスが普及しにくい市場で、これまでに世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「MySpace(マイスペース)」や「Facebook(フェースブック)」のほか、韓国では4人に1人が利用している「サイワールド」が進出を試みたが、いずれも大敗している。「日本では海外製SNSは成功しない」とささやかれるようになっていた。

 しかし、Twitterも、この常識を打ち破ってみせた。

 iPhoneとTwitter――。この2つのテクノロジーは、共に圧倒的な浸透力と人々の生活に大きな影響力を持つ。ただ、それ以上に注目すべきなのは、両者を組み合わせて使うことの魅力だろう。

 TwitterはiPhoneで利用した際に、最大の便利さを発揮するし、iPhoneもTwitterを使うことでさらに便利なコミュニケーションツールに化ける。実際、Twitterを使う人のかなり多くがiPhoneから利用していることが、インターネット上のアンケートや投稿クライアントに関する調査でも分かっている。また、Twitterを本格的に活用し始めたiPhoneユーザーの多くが、iPhoneの利用時間の大半をTwitterに費やしているという実体験を語る。

 iPhoneとTwitterは、それぞれ単独でも十分革新的だが、相互連携することで、さらに今の時代にマッチしている。

 

レリバンシーが重要になる時代

 

 iPhoneとTwitterを組み合わせると何が変わるのか。その説明をする前に、今、インターネットで起きている変化について筆者の考えを述べたい。

 iPhoneとTwitterという2つの技術革新がやってくる前、世間を騒がせていたのは、「Web2.0(ウェブ2.0)」という言葉だった。これはインターネット黎明期とは、かなり様相が変わってきた最新のウェブ技術やサービスを総称した言葉だ。筆者はこの「Web2.0」時代と、その前との最大の違いは、インターネット上の情報の量だと思っている。