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iPhoneユーザーのモバイルインターネット利用率は2倍以上(P3) [iPhoneユーザー調査]

投稿日時:2009/11/05(木) 07:45

iPhoneユーザーのモバイルインターネット利用率は2倍以上--調査結果が示す数々の相関

文:Ted SchadlarForrester Research
翻訳校正:川村インターナショナル

2009/11/05 07:45  

iPhoneユーザーはソーシャルメディアを多く利用する

 これは年齢と関連のある現象かもしれないが、就職しているiPhoneユーザーは、ほかのスマートフォンユーザーと比べ、インターネットのソーシャルメディアとしての機能を活用する人の割合がはるかに多い。ソーシャルメディア活動の違いは、非常に顕著である。これは、就職しているiPhoneユーザーがソーシャルネットワークやブログといった企業向けWeb 2.0ツールのアーリーアダプターでもあるかもしれないことを示唆している。就職しているiPhoneユーザーについて以下のことが分かった(図4を参照)。

  • 週に1回以上ブログを読む人の割合が50%多い。就職しているiPhoneユーザーの23%は週に1回以上ブログを読んでいるのに対し、就職しているスマートフォンユーザーでは16%、就職している携帯電話ユーザーでは11%にすぎない。ブログを見ることに関するこの違いは、自分のブログを持つことについても同様で、就職しているiPhoneユーザーは、ブログを持っている人の割合が2倍近く多い。
  • ソーシャルネットワークサイトのプロフィールを週に1回以上更新する人の割合が3分の1多い。FacebookやLinkedInなどのソーシャルネットワークサイトは、初期からの利用者であるジェネレーションYやそれより若い世代に加えて、ジェネレーションXも惹き付けている。このことは、iPhoneに関するデータにも表れている。ソーシャルネットワークのプロフィールを更新している人は、就職しているiPhoneユーザーでは26%だが、就職しているスマートフォンユーザーでは19%、就職している携帯電話ユーザーでは14%にとどまっている。
  • 週に1回以上インスタントメッセージングを利用する人の割合が、20%多い。インスタントメッセージングはソーシャルメディアよりも広く利用されているが、オンラインにおける重要なコミュニケーション手段である。就職しているiPhoneユーザーの44%は週に1回以上インスタントメッセージングを利用するのに対し、就職しているスマートフォンユーザーでは37%、就職している携帯電話ユーザー全体では24%である。
図4:就職しているiPhoneユーザーはソーシャルメディアを多く利用する

就職しているiPhoneユーザーの多くは職場にノートPCを置いておく

 就職しているiPhoneユーザーは、自宅からビジネスネットワークにアクセスする人が多いにもかかわらず、職場から自宅にノートPCを持ち帰る人は少ないことが分かった(図5を参照)。ノートPCを職場に置いておく理由がiPhoneにあるとはまだ断定できないし、職場でデスクトップPCを使用しているために自宅に持ち帰れないだけかもしれない。しかしこのデータは、仕事上のリソースに常時接続することがスマートフォンの有効な利用目的の1つであることを示唆している。例えば、従業員向けポータルなどのコンテンツリソースを、VPNで接続されたブラウザからアクセスできるようにすることだ。

  • すべての携帯電話ユーザーは、職場でコンピュータを使用している。これは、就職している携帯電話ユーザーの99%が職場でコンピュータを使用しているというデータで示されているように、普遍的真実に近い。また、就職しているiPhoneユーザーと就職しているスマートフォンユーザーでも同様だ。
  • 就職しているiPhoneユーザーは、在宅勤務をして自宅からネットワークにアクセスする人の割合が多い。就職しているiPhoneユーザーの28%は定期的に在宅勤務をしており、42%は在宅時にコンピュータから勤務先のネットワークに定期的にアクセスしている。この割合は、就職しているスマートフォンユーザーよりも多い。就職しているスマートフォンユーザーでは、定期的に在宅勤務をする人は20%で、定期的に自宅から勤務先のネットワークにアクセスする人は34%にすぎない。
  • iPhoneユーザーは、仕事上のネットワークに接続する人の割合は高いものの、ノートPCを自宅に持ち帰る人の割合は低い。就職しているiPhoneユーザーは、在宅勤務をしたり、自宅から勤務先のネットワークへアクセスしたりする傾向が強いにもかかわらず、仕事用のノートPCを自宅に持ち帰る人の割合は36%で、就職しているスマートフォンユーザー全体(42%)よりも低い。繰り返すが、このデータは、ノートPCを職場に置いておく人が多い理由がiPhoneにあることを証明しているわけではない。しかし、この点については今後も注視するべきだろう。
図5:iPhoneユーザーはノートPCを職場に置いて帰る人が多い

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